Sloan Fellows: スケジュール

Sloan Fellows Programは大きく分けて夏、春、秋の 3 つの期間に分かれており、それぞれの期間毎に特徴が異なります。ここではスケジュールについて説明します。

Sloan Fellows Programは1年間のプログラムであるため、一般的な米国の大学と異なり6月がスタート時期となっています。また、各学期の間(または学期の前半と後半の間)にSIPIAPなどの特徴あるプログラムが組まれています(SIPやIAPはMBAプログラムと同じスケジュールで開催されます。内容についてはそちらをご参照ください)。 全体のスケジュールは以下の通りです。

本ページでご紹介している内容は2004年11月現在の情報です。内容については年度毎に変更される可能性があります。

April Orientation(4月中旬)

クラスメンバの顔合わせと簡単なコース紹介、各種手続きに関する説明会などが3~4日間で開催されます。家族とともに渡米し住む所を探す人も多くいます。なお6月までの間にWebで取り組む課題が与えられます。

June Orientation(6月上旬)

夏学期が始まる直前の説明会です。受講する科目についてのRegistrationの書類等が配布されます。教科書などの教材もこの時期に購入します。

夏学期:Summer Term(6月上旬~8月下旬)

全ての科目が必修(Core)となっており、ミクロエコノミクス、確率・統計、ファイナンス、マーケティング、マネージメント、サプライチェーンの基本的な部分について集中して講義を中心に行われます。個人課題だけでなく、グループでの提出物も多く、最も時間のマネージメントが厳しい学期です。

ちなみにこの期間はUnder Graduate並びにMBAコースの学生は夏休みですので、キャンパスにはほとんどSloan Fellows以外は姿を見かけません。ワークロードが最も厳しい時期ですので(夏休みの時期に1年分の課程をこなすわけですから)、8 月下旬には夏学期終了をクラスメイトとその家族でお祝いするサバイバルパーティが行われます。その後、雀の涙のような短い夏休みがあります。

秋学期:Fall Term(9月中旬~12月中旬)

必修と選択(Elective)の比率がほぼ半分程度となり、自分が学ぼうと思っている分野に力を入れることができます。必修科目としては組織論、リーダーシップ(各界で活躍しているリーダー達を講師として招きセミナー形式で行われます)、イノベーションマネージメント、マクロエコノミクス、グローバルマーケットに関する幅広い分野のナレッジを習得するのが目的です。選択科目ではMBA プログラムの学生との混合クラスも多く幅広い年齢層の人たちと交流することができます。

更にハーバードビジネススクールとのクロスレジストレーション(相互に授業を受講ができる制度)も選択することができます。

通常の授業以外に、Fall Termの前半(H1)と後半(H2)の間の1週間(10月中旬)にSIPを受講することができます。Sloan FellowsについてはSIPのプログラムの一つとして2日間の企業訪問プログラム(Connecticut Trip)が行われます。名前の通りコネチカット州のいくつかの企業に訪問、マネージメントに関するセミナーや工場の見学などが組まれています。また秋学期の最後には4日間のNew York Tripがあり、New Yorkで活躍するトップを直接訪問してマネージメントの実践に関するセミナーを受講します。

IAP(1月上旬~1月下旬)

こちらのページをご参照ください。

春学期:Spring Term(2月上旬~6月上旬)

必修科目の時間比率が更に少なくなり、選択科目の受講並びにリサーチプロジェクトと呼ばれるテーマに取り組みます。リサーチプロジェクトは2つの選択肢が用意されていて

  • Thesis(個人または2名による論文執筆)
  • MRP(Management Research Project:数名のグループでのプロジェクト形式)

のいずれかについて取り組みます。

春学期についても通常の授業以外に5月の下旬に約2週間に渡るInternational Trip(主としてエマージングなマーケットを擁する複数の国の企業、政府機関などに訪問してマネージメントに関するセミナーを受ける)プログラムが組み込まれています。International Tripから帰国すると6月上旬に卒業式を迎えることになります。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。