MIT Sloan Fellows Program in Innovation and Global Leadership(以下Sloan Fellows)は国際的な視野を持ったリーダーを育成することを目的とした、実務経験が10年以上の管理者向けのプログラムです。プログラム名にも入っているようにMBAで扱うビジネスに関するコースの他にLeadershipとInnovationに関するコースを1年間で多数受講することになっています。
詳細は、Sloan Fellowsの公式ホームページをご参照ください。

歴史
2004年度からそれまで存在していたSloan Fellows プログラムとMOT (Management of Technology) プログラムが統合され本プログラムとなりました。Sloan Fellowsプログラムは1931年に創設された世界最初のエグゼクティブを対象としたプログラムです。また、MOTプログラムは1982年に創設された技術経営に関するプログラムですが、世界中に類似のプログラムが創設されるなど広く影響を及ぼしています。新たに始まったSloan Fellowsプログラムはこの2つのコースの特徴であるLeadershipとInnovationを併せ持ち、近年の経営者に求められる能力を育成できるようカリキュラムを構成しています。
取得可能学位
Sloan Fellows プログラムではMBA、Master of Science in Management、Master of Science in Management of Technology (MOT)の何れかを卒業時に取得できます。MBA以外は卒業論文作成が必須となっています。
学生の構成
学生の構成としてインターナショナルスチューデントが多い(50%以上)ことと、実務経験10年以上を基本条件としているため平均年齢が高いのがSloan Fellowsの特徴です。学生の中にはCEO,CFOやEntreprenurの肩書きを持つ人も多数います。また、その業種はサービス、製造、金融、政府機関等と非常に多様性があります。
ボストン近郊で働いている生徒を対象とした2年間で1年分の授業を受講するFlexオプションが設けられており10-20名程度が選択しています。