ID | タイトル |
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15.518 | Taxes and Business Strategy |
15.521 | Management Accounting & Control |
15.535 | Business Analysis Using Financial Statements |
15.518 Taxes and Business Strategy
時期 | 内容 |
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2009秋 (Full) |
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これまでの3学期間に履修した科目の中で最も実用的かつ有意義な授業でした。金融実務では、税務面の考慮は不可避ですので、金融の仕事に従事される方には是非履修をお薦めします。内容としては、教科書に沿っています。序盤では、資産運用ビークル別(信託や保険や海外子会社等)の課税方法を学びます。主眼としては、金融投資事業でどのビークルを使うとどのようなメリットとデメリットがあるかということを重点的に学びます。次にM&Aのストラクチャリング別の課税システムを学びます。こちらはM&Aのストラクチャーを考える際に、買い手と売り手にとって、どのストラクチャーだとどのようなメリットとデメリットがあり、経済効果はどのようになるかということを分析します。事業譲渡・株式譲渡・事業譲渡を擬制する株式譲渡という3基本類型だけでなく、Reverse Morris Trustといった面白いストラクチャリングまで踏み込んで学ぶので興味深いです。さらに、終盤では国際間取引について学びます。海外展開をする上で、支店とすべきか子会社とすべきか、Tax Heavenを利用する意義等について学習します。最後には、おまけですが、遺産税制について学びます。
もちろんアメリカの税制は日本の税制とは異なりますが、基本的なフレームワークは似ていますし、日本の税制を知っているとそれと相対化しながら学習できるので、相当面白いです。教授の英語は早いですし、そもそもテクニカルな内容なので、予習はきちんとしていった方が良いと思います。ワークロードは普通です。ケースライティング6回とIn class Exam2回です。【W.K. MBA ’10】 |
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2010秋 (Full) |
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秋学期のベスト授業。Hanlon教授は、元税務コンサルタントで、非常にエネルギッシュな女性です。本人曰く、「スキームが複雑になればなるほど燃える」とのことで、授業も難解な税務について、非常に楽しそうに教えてくれます。授業中に理解できなくても、心配いりません。授業外の質問にも、極めて丁寧に対応してくれます。
期末テスト後、ふと気づけば将来必要になる税金関連の知識が一通り身に付いているという素晴らしい授業です。範囲は膨大ですが、大きく以下の3点に集約できます。 1. 一個人として必要な知識。投資関連、年金口座、ストックオプション、贈与税、等。特に生前贈与の必要性を嫌という程、叩き込まれます。 【K.S. MBA ’11】 |
15.521 Management Accounting & Control
時期 | 内容 |
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2010春 | ![]() ![]() |
いわゆる管理会計の授業で、①CONTROL- 業績評価方法を改良することでいかに組織をコントロールしていくか(例えば法令遵守と利益目標達成のバランス)、②DECISION MAKING- 経営判断をする際に、どのようにデータを収集し、どのように解釈すべきか(例えば、事業撤退)、という2点を軸に授業が進められます。ケースを用いて、極めて実践的な観点から学ぶ事ができます。 毎回のケース読み込み、2回のテスト、ケース1本、チームプレゼン1回とワークロードは中くらい。経営者になる為の基礎知識という観点からも、投資家という観点からも、最終的に大きなテーマになる部分ですので、おすすめの授業です。【K.S. MBA’11】 |
15.535 Business Analysis Using Financial Statements
時期 | 内容 |
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2011春 | ![]() ![]() |
財務をメインに企業をアナリストの視点から分析するクラスです。投資銀行やアセットマネジメント志望の学生が多く受講しています。 前半は1学期時に学んだ基本的な会計知識を下に、いかに財務諸表から会社の成長性や収益性、安全性等を分析するかを学びます。一般的なROE、ROAなどのレシオを使った分析だけでなく、財務諸表自体が操作されていないかをチェックしたり倒産確率を計算したりします。後半は、DCFやResidual Income Modelなどを使ったバリュエーションを実践練習していきます。 教科書の問題が毎回宿題になり、そのケース(ある会社の財務)の分析方法を授業でディスカッション、解説するというのが授業の進め方です。最後にチーム課題として、株のアナリストの視点から一つ企業を選んで事業分析・産業分析・財務分析をチームで行い発表します。【N.E. MBA’12】 |