| # | 業界 | 最終学歴 | 入学時年齢 |
| 1 | 製造業 | 政治経済学部(学士) | 31 |
| 2 | コンサルティング | 法学部 | 28 |
| 3 | コンサルティング | 理学部(学士) | 27 |
| 4 | 金融 | 経済学部(学士) | 30 |
| 5 | ソーシャル企業・政府渉外コンサル | 国際関係学部(学士) | 33 |
| 6 | 金融 | 商学部(学士) | 30 |

体験記 (1)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 女 |
| 年齢 | 31 |
| 最終学歴 | 政治経済学部(学士) |
| 職歴 | 7年 |
はじめに
はじめまして。私は約10年前の学部在学中から「数年働いたあとアメリカでMBA留学をして、できればMITで学びたい」と思っていました。このたびその夢が実現し、とても嬉しく思っています。一方で、待ち望んだこの2年間を思い切り充実させなければというプレッシャーも感じています。大学卒業後は7年間製造業に勤め、最初の4年間は経理・財務、直近3年間は製造業向けデジタル事業の事業企画を担当してきました。
Why MBA?
製造業のお客様が抱える課題を解決するため、デジタルソリューションの開発・展開や他社技術とのパートナーシップ、M&Aを通じて事業拡大に取り組んできました。しかし、人手不足、サプライチェーン分断、原料費高騰など多くの構造的課題を目の当たりにし、「サステナブルな製造業」の実現には一層のビジネスと社会課題を統合する視点と実践力が必要だと痛感しました。事業開発やイノベーション推進、そして多様性の中でリーダーシップを発揮する力を高めるために、MBAが最適なステップだと確信しています。
Why Sloan?
技術(Tech/Operation)と起業家精神(Entrepreneurship)、マネジメントを融合する視点で考えたとき、MIT Sloan以外に選択肢はありませんでした。MITがソフトウェアだけでなくハードウェア、センサー、ロボティクス、制御システム、材料科学まで幅広くカバーする技術力は、統合型の製造プロセス構築に不可欠です。また、理論と実践を両輪で学べるAction Learningは、まさに私が求める環境です。さらに、これまで訪れたアメリカの都市の中でも、ボストンの街並みと雰囲気に最も魅力を感じております。
受験スケジュール
2021年8月:社費プログラム応募(不合格)
2023年8月:再度、社費応募
2023年11月:コーポレートの社費制度は不合格 → ビジネスユニット派遣制度を創設いただき、留学決定
2023年12月:お試しIELTS(O.A.7.0)→ 最低限の英語力があることを確認し、EA/GMATを先に受験することに
2024年3月:EA165点取得、Resumeとコアストーリー作り開始、出張帰りにBoothとKelloggのキャンパスをビジット
2024年6月:新GMAT(GMAT Focus edition) 695点取得
2024年8月:IELTS再受験(O.A.8.0達成)
2024年9月:R1出願(MIT:waitlist、CBS/Haas/Tepper:合格)
2024年10月:Haas・Stanford・HBS・MIT・CBSのキャンパスをビジット
2025年1月:R2出願(HBS/Stanford/Wharton:不合格、Kellogg/Booth:合格)
2025年4月末:MIT面接インビテーション受領
2025年5月:MIT合格通知受領
TOEFL/IELTS
TOEFLは苦手意識があったので最初からIELTS一本で考えていました。2023年12月の受験でSpeakingとWritingに課題があると分かり、短期的に解決できる問題ではないと判断し、先にEA/GMATを進め、2024年8月にIELTS対策に戻り、AffinityのS/W講座とHiroさんのリストで徹底対策、O.A.8.0を取得しました。
GMAT/GRE
R1でEAが使える学校があったためEA対策を優先。Mathは得意だったのでジェイマスのテキストで、自習で対応。VerbalはAffinityの講座で強化しました。一度EAを自宅受験しようとしたのですが、PC(Mac)でどうしてもシステムにうまく入れず、諦めました。周りでも自宅受験はセットアップに苦労している話を何人か聞いたため、会場受験を基本に考えることをお勧めします。GMATへ移行してからは、Affinityの問題演習講座を引き続きとってペースメーカーにしながら、Official Guideの問題をいくつか解きました。Affinityの飯島先生が常にアドバイスをくださり、不安な私の気持ちを払拭してくださり、感謝しております。
Essay/Interview
R1ではSamをメインに、Edにスポットで相談しました。Long/Short-term goal、そのギャップを埋めるMBA、というストーリーをシンプルにまとめるのに苦労しましたが、壁打ちを重ねて軸が固まりました。R2からはEd一本で、全ての学校のEssayのアドバイスをお願いしました。Samはとても優しいカウンセラーでしたが、優柔不断な私には、はっきりとしたアドバイスをくれるEdの方が相性が良かったという判断です。 面接対策では、EdとNishにお願いしました。HBSなどの特殊な面接対策はEdにお願いし、比較的ノーマルな面接の学校ではNishにお願いすることが多かったです。Nishは、「自分だったらどう話すか」というのを録音してメールで送ってくれるので、復習が容易で助かりました。
その他
SloanよりR1でwaitlistの連絡を貰ってからは、Career Updateを2通、Support Letterを2通、面接後Updateを1通送付しました。先輩方にはwaitlistでのアドバイスをいただいたり、Support Letterを書いていただいたりと、本当にお世話になりました。結果、R3で合格をいただき、諦めなくてよかったと感じています。
最後に
振り返ると、私は常に優柔不断であり必要以上に時間をかけてしまった部分も多く、また、小さな結果に一喜一憂し、メンタルコントロールが十分ではなかったと感じています。そんな私の取り留めもない話を聞き、たくさんのアドバイスをくださり、この挑戦を支えてくださった先生方、各校の先輩、そして職場の同僚、家族や友人に心から感謝しています。R3までの道のりは長かったですが、その分達成感も大きく、MITでの学びを思い切り楽しみたいと思います。受験生の皆さん、頑張ってください。応援しています!
体験記 (2)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 28 |
| 最終学歴 | 法学部 |
| 職歴 | 6年 |
Why MBA?
海外で働くため
Why Sloan?
起業文化に富んでいる、テックに強い
受験スケジュール
24/1 IELTS勉強開始
24/2 IELTSスコア取得、GMAT開始
24/3 GMAT690点相当取得
24/5 GMAT3回目750点相当取得
24/9 MIT応募
25/1 ハーバード、スタンフォード、Kellogg応募
25/3 Kellogg合格
25/5 MIT合格
TOEFL/IELTS
7.5 (R8.0, L7.5, W6.5, S8.0)
GMAT/GRE
750 (focusにて695, Q100%, D99%, V39%)
最後に
頑張ってください!
体験記 (3)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 27 |
| 最終学歴 | 理学部(学士) |
| 職歴 | 5年 |
はじめに
はじめまして。この度はMIT Sloanに興味持っていただきありがとうございます。かなり変わった経歴で、あまり参考にならないところ恐縮ですが、少しでも皆様のサポートになれば幸いです。 私は日本生まれ・日本育ちですが、父が日系アメリカ人であることから、中高はインターナショナルスクールに通い、大学はアメリカに留学しておりました。卒業後はブティックコンサルファームに5年勤務した後、私費留学を決意し、MBA受験に挑戦しました。
Why MBA?
[プロフェッショナル系] – コンサルファームで勤務していたものの、会社全体として業界・ファンクション共に特化しており、同業界での経営者を目指す中、このままだと視野が狭ますぎることを懸念したため – 分析力を評価してもらい、コンサルタントとして職位が上がる中、元々弱みだとわかっていたチームをリード・マネージする能力が足りないと思い、体系的に学ぶ・鍛える必要があると思ったため – 興味のある業界では外資系企業が多く、そういった企業の本社で働くチャンスを得たかったため
[パーソナル系] – 大学時代に出会ったパートナーがアメリカに住んでおり、一緒に過ごすには私がアメリカに移住する必要があったため – 仕事の息抜き
Why Sloan?
[プロフェッショナル・アカデミック系] – 元々理系のバックグラウンドで、データとハンズオン(action learning)を重視している点に魅力を感じたため – カリキュラムに柔軟性があり、興味がある分野に絞った授業を受けることができるため – 興味のある業界がボストンで非常に盛んであるため – 成長するには自分より頭がいい人・自分に刺激を与えてくれる人が周りにいる環境が重要だと考えており、Sloanがそのような環境であると思ったため
[パーソナル系] – ボストンではないが、上記パートナーがnorth eastに住んでいたため – 都市部のほうがより生活しやすいと拝察したため
受験スケジュール
2024年6月頃 家族・パートナーと相談し、MBA受験を決意
2024年7月 – 9月 平日の夜や週末にGRE対策。時折開催されるMBAイベントや学校説明会に参加しながら、志望校を選定
2024年10月前半 GRE受験
2024年10月後半 レジュメ・エッセイをドラフト開始
2024年11月 – 12月 HCGlobalのSam Haldemanに手伝っていただき、急ピッチでレジュメ・エッセイを仕上げていく。年末はドラフト→Samからのフィードバック→再ドラフトを毎日繰り返した
2025年1月 Round 2 出願
2025年3月 Round 2 の数校とインタビュー、MITのAdditional essay 提出。両方ともSam Haldemanにサポートいただいた
2025年4月 MIT Sloanより合格発表
TOEFL/IELTS
アメリカの大学を卒業していたため免除
GMAT/GRE
GREを受験 主にMagoosh Onlineを活用し、例題・過去問をできる限り解いた。 また、ここではGREの模試やスケジュールも活用した。 Magoosh以外だと、GREでは単語を多数覚える必要があるため、Anki (フラッシュカードアプリ) を使い繰り返し勉強した
Essay/Interview
[対策] 上記の通り、エッセイ・インタビュー共にSam Haldemanにサポートいただきました。受験プロセスにかなり詳しく、志望校の選定などエッセイ・インタビュー外のトピックについてもサポートしてくれました。Round 2締め切りまでの1週間は年末年始にもかかわらずレスポンスがものすごく早く、総じておすすめいたします。
インタビューもSamと模擬面接で練習しましたが、どちらかというと質問の系統をつかみ、それに合ったエピソードを用意することに時間をかけ、最後にSamとブラッシュアップ+模擬面接を行る流れでした。質問はClearviewやMBA Admit、Redditなどの海外サイトを読み通し、他受験者の投稿内容を参考にしました。
[エッセイ内容] Cover letter では主に社会人になってからどのようなことを成し遂げたか?にフォーカスを置きながら、Sloanが求めているデータ重視の人材であることを証明するエピソードを織り込みました。他校と違い、why mba やwhy sloan部分はあまり求められない(とカウンセラーから伺った)ため、不安な方は外部カウンセラーに相談する価値はあると思います
Additional questionは実際に私が仕事で携わったプロジェクトから持ち出しました。
[インタビュー内容] インタビューは他校と似たような系統で、why MBA や why Sloanをしっかり聞かれました。回答内容はおおむね上記と相違ないです。ここではadditional questionとして提出したデータ分析のことも聞かれました。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。受験の際、本当に大変な時期が続き、「いつ終わるんだろう。。。」と思うようなタイミングもあるかもしれませんが、終わった後にはいままでにない達成感が味わえると思います。ご質問ありましたら是非在校生・卒業生にコンタクトしてください。皆様の挑戦、心から応援いたします。
体験記 (4)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 30 |
| 最終学歴 | 経済学部(学士) |
| 職歴 | 7年 |
はじめに
こんにちは。この度は、MIT Sloanにご関心をお持ちいただき、ありがとうございます。私は金融出身、私費というバックグラウンドで受験しました。この体験記が、これから受験を検討されている皆さまの一助となれば幸いです
Why MBA?
比較的ドメスティックな業務に従事してきた中で、将来的にグローバルな舞台でマネジメントとして活躍するためには、体系的なビジネススキルの習得が必要だと感じました。グローバルビジネスに関わることができる企業・職種への転職も選択肢の一つでしたが、MBAホルダーの上司に多くお仕えしてきて中で、世界中の志高い同級生と切磋琢磨する環境、グローバルネットワークの価値を実感する機会が多くあり、自身のキャリアを次のステージに進めるためにはMBAが最適という判断に至りました。加えて、個人的に関心のあるFinanceやSustainabilityといった分野における理解をより深めたいという思いも後押しとなりました
Why Sloan?
・Action Learning Labの機会を通じて、FinanceやSustainabilityの分野で実践的な学びを得られること
・コーヒーチャットやキャンパスビジットを通じて、最もフィットを感じたこと。これは言語化すると、クラスサイズの小ささ(他のトップ校の約半分)やフレキシブルなカリキュラム、他学部との交流機会の多さなどに集約されるかと思います
・総合大学としてのMITの豊富なリソースへのアクセス
受験スケジュール
業務の繁忙期と重なり、深夜~早朝しか稼働できなかったため、出願校は絞って効率よく準備を進めるように心がけました
2024年5月:2025 intakeでのMBA受験を決意。GW中にGMAT対策とスクールリサーチを開始
2024年6月:GMATスコアメイク完了(2回受験)。カウンセラーにコンタクト
2024年7月~9月:Essay準備・出願
2024年10月:インタビュー招待&Additional Essay準備
2024年11月:キャンパスビジット&インタビュー実施
2024年12月:合格通知
TOEFL/IELTS
海外大学卒業のため免除
GMAT/GRE
・公式問題集及びOnline Question Bank(OG)をメインに使いました。経済学部出身のため、Math対策は必要最低限にとどめ、VerbalとDIを中心にOGを3-4周解いた後、Mockに移りました。Mockは有料版も含めて全5回受け、安定して750点~が出ていたため本番に挑みました
・VerbalとDIは、YouTubeのGMAT Ninjaというチャンネルの解説動画を参考にしました。通勤中などの隙間時間には、GMAT Clubのアプリで勉強しました。GMAT ClubはOGや実際のテストよりも難易度が高い印象を受けましたが、LSAT向けの練習問題もあり、難問への耐性をつける上で大変良い練習になりました
・心がけたのは、必ず本番と同じ環境下で勉強したことです。具体的には、①耳栓をする(3Mのネクスケアという製品が本番での支給品に近いです)、②紙ではなく、オンラインで問題を解く、③メモは紙とボールペンではなく、ボードとマーカーを使うことです。③はManhattan PrepがTest Simulation Bookletという名前で販売しているボードとマーカーを使いました。マーカーの使いにくさも含めて(ペン先の角度をうまく調整しないとインクがでない)、本番で配布されるものを限りなく近く再現できています
・1回目のテスト後には、G-Prepの中山先生の個別指導を受けました。スコアレポートをもとに、独学では気づけなかった弱点を分析していただき、最終的にスコアを大きく伸ばすブレークスルーとなりました
Essay/Interview
<Essay>
・自分史やキャリアの棚卸しから始め、並行してカウンセラーからもらった自己分析シートを活用して、Why MBAや将来設計を深堀りしました
・MITは出願締切が他校より遅かったため、他校向けのエッセイを微調整する形で対応しました。基本的なことですが、一番意識したのはQAがずれないことです。例えば、MITはキャリアゴールを直接的に問うエッセイがないため、Post MBAのゴールについて冗長にならないよう、過去の経験や実績をアピールするようにドラフトしました
<Interview>
・MITはBehavioralが中心のため、10個ほどのコアストーリーをSTAR構成で事前に用意し、どのような質問にもその引き出しの中から回答できるように準備しました。Behavioral以外についても、考えられ得る質問をすべて書き出した上で、回答を準備しました。機械的な回答になることは避けたかったため、一言一句覚えるのではなく、必ず伝えたいキーワード・キーセンテンスを中心に復唱して、違う言い回しでもスムーズに回答できるように備えました。Mockは他校のインタビュー対策も含めて、カウンセラーと5回ほど行いました
・面接官が出演しているPodcastやYouTube動画をすべて確認し、面接官の人柄や、どのような視点で受験生と対話しているのかについて、事前に研究しました。自然体で自分のユニークネスさは残しつつも、どういう回答が刺さるかを意識して準備しました
最後に
MBA受験は、大学受験のようなテスト点数の競争ではなく、過去・現在・未来の自分を言語化・構造化するプロセスだと感じました。その分、受験プロセスの多くはブラックボックス化されており、時には結果に納得できなかったり、周りに理解されないストレス・不安に直面したりすることもあるかもしれませんが、自分なりの軸を持って、信じて走り切っていただければと思います。皆さんの挑戦を心から応援しています!
体験記 (5)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 女 |
| 年齢 | 33 |
| 最終学歴 | 国際関係学部(学士) |
| 職歴 | 11年 |
はじめに
私はアメリカ・ボストン出身ですが、これまで約10年間、日本を拠点に社会起業家と政府渉外コンサルタントとして活動してきました。ビジネスを通じて社会に良い影響をもたらすことに強い関心があります。
広島では、ソーシャルビジネスを立ち上げ、地元の若者たちとともに、被爆者の証言を次世代へと継承する平和教育プログラムを運営してきました。また、永田町にある政府渉外コンサルティング会社では、多国籍企業の政策対応を支援する業務に携わってきました。
少し特殊なケースかもしれませんが、私は日本に在住しながら、アメリカ国籍でMIT Sloanに出願しました。グローバルな経験をお持ちの方や、必ずしもビジネスの背景がない方にとっても、私の経験が何かの参考になれば嬉しいです。
Why MBA?
ソーシャルビジネスを立ち上げる中で、「広島の若者が、ボランティアではなく仕事として平和活動に関われる仕組みを作りたい」という想いを持って取り組んできました。現在では、200名の若者が報酬を受け、修学旅行生向けの平和教育プログラムを年間1万人以上に提供できる体制が整っていますが、ここまでの道のりには多くの試行錯誤があり、社会的ミッションを持続可能な形で商業化する難しさを痛感しました。
その後、政府渉外コンサルタントとして外資系企業の政策対応を支援する中で、ビジネスが社会に与える正負両面の影響力を目の当たりにしました。利益追求型のビジネスモデルが社会課題を生む一方で、変革を迅速に進める力も持っていることを実感し、「社会課題の解決に向けてビジネスをどう使うか」が自分の次の挑戦だと考えるようになりました。
MBAでは、PCV立ち上げ当時に持っていればより良い意思決定ができたと感じる「経営スキル」や「リーダーシップスキル」を本格的に学びたいと考えています。社会的インパクトを生み出しながら、経済的にも持続可能なビジネスを設計・運営できる力を身につけたい。
Why Sloan?
私が出願校を絞り込むにあたって重視したのは、以下の3つの軸でした。
① 家族と10年ぶりに過ごせる環境(=ボストンの学校)
② ソーシャルインパクトやアントレプレナーシップに関するコース・プログラムが充実していること
③ 日本とアメリカをまたいでキャリアを築く上で、日本でも一定の認知度があること これらを満たす学校として、HBSとMIT Sloanに出願し、Sloanから合格をいただいたことで進学を決めました。
受験スケジュール
2024年8月 大学院進学を決意し、出願校を選定
2024年9月 GREの勉強を開始、エッセイの初稿作成
2024年10月 Sam Weeks Consultingと契約し、エッセイ/ビデオエッセイ/組織図/カバーレターなどの準備を本格化
2024年11月 GREを受験(V168, Q156, AW4.0)、推薦状を依頼
2025年1月 MIT SloanのRound 2に出願
2025年3月 MIT Sloanのインタビューを受験
2025年4月 MIT Sloanより合格通知を受領
TOEFL/IELTS
英語のネイティブであるアメリカ人のため、英語試験は免除されました。
GMAT/GRE
GREの最初の模試ではV162/Q147と、特にQuantに課題があり、スコアアップに向けて本格的な対策が必要でした。
対策にはGregMatというオンラインプラットフォームを活用しました。「1ヶ月集中プラン」を3ヶ月に分けて取り組みました。
日々の勉強では、フラッシュカード、模試を活用し、間違えた問題の復習を重視。特にミスログをつけて、なぜ間違えたかを振り返るプロセスを大切にしました。高校以来すっかり忘れていた数学の基礎を1からやり直したのが、Quant克服には非常に効果的でした。GregMatはスマホアプリもあり、移動時間などでも手軽にフラッシュカードの復習ができたのが便利でした。AWAについては、毎週1~2問の課題に取り組み、GregMatのAI添削ツールでフィードバックをもらいながら改善していきました。これだけの内容で月10ドルというのは、自習派にはかなりおすすめできると思います。
平日は毎晩3時間ほど、週末は半日をGRE対策、もう半日をエッセイ作成にあてる形で勉強を続けました。
Essay/Interview
エッセイは9月に書き始めましたが、途中からより質を高めたくなり、Sam Weeks ConsultingのNanako Yanoさんにサポートをお願いしました。各エッセイで自分の異なる側面を伝えるようにし、学校が本当に見ているポイントについても的確なアドバイスをもらえました。費用は高めでしたが、それ以上の価値がありました。
また、MIT Sloanはインタビュー通過後に追加エッセイ(DEIの推進経験、データビジュアライゼーションを活用した問題解決事例)の提出が求められた点が特徴的でした。
インタビュー対策としては、想定質問に対する回答を事前に全て書き出し、友人との模擬面接も実施しました。本番では、データビジュアライゼーションのエッセイについての深掘りや、行動面接系の質問、最後の逆質問もあり、準備したことで落ち着いて対応できました。
最後に
MBA出願をお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。お力になれることがあれば嬉しいです!
体験記 (6)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 30 |
| 最終学歴 | 商学部(学士) |
| 職歴 | 7年 |
はじめに
始めまして!
MIT Sloanにご関心をお持ちいただきありがとうございます。
私は日系の証券会社で7年ほどM&Aアドバイザリー業務を行ってきました。
英語及び数学力がそれほど高くなく、スコアメイクに苦労しながらのMBA受験となりました。
この体験記が皆様の受験の一助になれば幸いです。
Why MBA?
これまでのM&Aアドバイザーとしての実務経験を通じて以下の力を向上させたいと考えました。
・クロスボーダー案件をリードできるようなリーダーシップ力、外国人とコワークする力
・ファイナンス以外のビジネス全般的なナレッジ及びマネジメント感覚
Why Sloan?
・関心のあるアナリティクス、アントレ、オペレーション領域の評価の高さ
・ボストンのロケーション(利便性高く、治安もよい)
・在校生/卒業生のMatureで落ち着いた雰囲気
受験スケジュール
2023年12月: 社費候補生に合格。英語のスコアメイク開始
2024年1-3月: TOEFL/IELTSの勉強。IELTSの方がフィット感を感じ、IELTSに専念
2024年4月: Adam Marcusをカウンセラーとして起用。IELTSの勉強と並行してGMATの勉強を開始。Affinity英語学院の授業を受講
2024年5~6月: IELTSスコアメイク終了。本格的にGMATの勉強に移行
2024年7~8月: GMATの進捗がよくなかったので、GREに移行。Agosのイベントや各校の説明会に参加して情報収集
2024年9~10月: GREの勉強を継続
2024年11月: GREスコアメイク終了。エッセイの準備開始
2024年12月: 年内ぎりぎりのタイミングでキャンパスビジット。並行して出願書類の準備を進める
2025年1月: 出願完了。インタビュー準備開始
2025年2~3月: インタビュー実施
2025年4月: Sloanから合格通知受領
TOEFL/IELTS
社費選考にTOEFLが必要だったため、そのままTOEFLの勉強から開始しましたが、IELTSも受験してみて、こちらの方が点数が出やすそうだったので、IELTSに専念しました。
・単語:TOEFL3800。元々TOEFLの勉強時に使用していたものをそのまま使用しました
・リーディング/リスニング:ネットで検索すると色々なサイトに大量に無料で過去問題や練習問題があるため、ひたすらそれらを演習しました
・スピーキング:想定質問について日本語で回答案をドラフトして、Chat GPTでこなれた英語に英訳し、それを暗記しました
・ライティング: IETLSライティング徹底攻略という参考書だけざっとみてよく使う表現を覚えました。特にセクション1はグラフや図形の説明をすることが求められるため、ある程度表現を覚えていたほうが点数は出やすくなると思います
GMAT/GRE
GMATの対策から始めましたが、高得点がとれる見込みが見えなかったため、GREにシフトしました。各人のバックグラウンドによって対策の仕方、望ましいテスト選択が異なってくると思いますので、まずはいずれのテストもPREPを解いてみて、現在地を把握することが重要だと思います。目標スコアへの道筋が見えなければ、Affinityの飯島先生の個人力ウンセリングを受けることがおすすめです。各人のバックグランドにあわせて最適なテスト選択、勉強方法、時間配分等を含めたテスト戦略を教えてくれます。 私のGREの対策方法は以下です。
Verbal:
・RCとCRはAffinityで学んだ解法をベースに公式問題集を解きました。公式問題集を解き切ってしまったあとは、 Big BookというGREの過去問題が掲載されたものを解いてました。公式の問題以外は問題の傾向が実際の試験と異なるので、使用しないほうが良いと思います(Affinityも同じことを推奨)
・単語はBarrons, Magoosh, Manhattanの単語帳を全てAnkiアプリにいれて、ひたすら暗記しました。単語の暗記方法はいろいろあると思いますが、単純に英単語と相対する日本語をアプリを使って覚え、覚えにくいものだけ語源を調べるなどして覚えやすいように工夫しました
Quantitative:
・私はこれまでにあまり数学の勉強をしてきた経験がなかったので、Mathの勉強にかなりの時間をかけました。J math、GREの公式問題集、Manhattan PREP 5 IBを解きまくりました。どれも3周くらいしてしまったので、Magooshの問題も解きました。解答や解法を単純に覚えてしまうのではなく、解答を考えるプロセスを重視して問題の一部が変わった場合にどう対応するのかなどなるべく一つの問題で汎用的に使えるように復習するように心がけました
・加えて、GMATと違いGREは図形問題がでるので、Affinityの図形セミナーも受講しました
Writing:
・初回の受験においてはネットにあるテンプレを暗記して挑みましたが、自分の意見ではないとの判定を受け、すべてのスコアがキャンセルになりました。このあたりのチェックはかなり厳しいので、注意が必要だと思います。ネットにあるものだけでなく、過去の受験生と内容が類似していても、同様に自分の意見ではないとの判定される可能性が高いようなので、誰か過去の受験者にテンプレをもらうことも控えたほうが良いです。2回目以降は全くテンプレなどは暗記せず、問題が似ているIELTSのライティングセクション2の回答構成だけ思い出すくらいにとどめました
Essay/Interview
Essay:
典型的なGoalとWhyMBAについては、M&Aアドバイザーとしての経験から説明しやすいGo alを逆算して設定し、そのGoalを達成するためにMBAが必要であるというロジカルさを重視して考えました。そのほかの工ッセイについては各校において特徴がありますが、基本的には自己分析が全てだと思うので、過去の経験を洗い出して他の受験生と比較して自分の特徴を示せればよいと思います。トップスクールであればAdam Markusのブログ記事が参考になります。
Interview:
典型的な質問に対して想定回答を日本語で作成し、それを英訳して覚えるスタイルで対応しました。一言一句覚えるというよりは、重要な表現や言い回しを頭にインブットして、一定程度覚えたらMock Interviewを繰り返し行って、internalizeしていきました。特にBehavioral系の質問においては一定程度ストーリーを準備したものの、質問によって若干ニュアンスが異なるため、用意したストーリーを質問にダイレクトに回答する形にその場で調整することに苦労しましたが、この点もMock Interviewを繰り返し実施することで上達すると思います。
最後に
受験準備は非常に大変なプロセスで、実力や能力だけでなく運も影響するものかと思いますが、どんな結果になってもやり切ったと思えるように頑張ってください。
応援しています。何か私にできることがあれば、遠慮なくご連絡ください。