
体験記 (1)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 女性 |
| 年齢 | 29歳(2021年9月現在) |
| 学歴 | 法学部 |
| 職歴 | 7年(2021年9月現在) |
はじめに
初めまして。
この度はMITにご関心を持っていただき誠にありがとうございます。思い返せば受験準備はあっという間に過ぎてしまい、もう少し効率的に準備できたのではないかと後悔することも多いですが、私の経験が皆様の受験活動の一助になれば幸いです。
Why MBA?
- 日系証券会社に入社後、7年間コーポレート業務に従事してきてある程度将来が見えてしまったので、新しい環境に身を置くことで自身の成長を促したかった。
- 現在の所属部署で取締役・執行役等のマネジメントトップと接する機会が多く、彼らのようなポジションに着くためには知識も経験も足りていないと実感したため。
Why Sloan?
- MBA受験が気になった際に、Googleで調べてたどり着いた最初のサイトがMIT Sloanの日本人在校生サイトで、一番思い入れが強かった(初頭効果?)。特に仕事に行き詰っていた際にdistributed leadershipの記事を読み、完璧なリーダーを目指さなくてよいのかと非常に救われた。
- 理論と実践のバランスが優れていて、かつAction Learningの機会が豊富。データ・数理的なアプローチから経営を定量的に学べることに魅力を感じた。
- 在校生・卒業生の方へヒアリングを行うにつれ、他のM7の学校ほどがつがつしておらず、のんびりとしているがそれぞれがしっかりと物事を進めているという印象を受け、自分にフィットしていると感じた。
受験スケジュール
私は社費留学ですが、社内選考以降の大まかなスケジュールは以下の通りです。
通常、業務を行いながら留学の準備を進められることかと思いますが、私の場合は季節性で特に3-6月が一番忙しく、またコロナ禍で例年と異なる対応をしなければいけないことも多かったため、勉強を始めた頃は時間を見つけるのに苦労しました。在宅勤務で通勤時間をそのまま勉強に宛て、朝1-2時間GMATの問題を解くといったことや、お昼休みにオンラインでTOEFLの勉強をするという風に隙間時間を活用しました。
仕事を割り振る直属の上司に事情を正直に説明するのも手だと思います。私は部長には前々から受験することをお伝えしていたおかげか、多少は配慮いただけたと思います。
- 2019年9月:留学生選抜に出願(エッセイの提出)
- 2019年10月:留学生選抜の面接
- 2019年11月~1月:面接合格の連絡を受領、TOEFLの勉強・受験。点数を人事に提出。
- 2020年3月:留学候補生決定
- 2020年4月:カウンセラーとしてAdam Markusを採用。GMATの勉強開始。Affinity、YESに通い始める。TOEFLの点も中々上昇しないため勉強を続ける。
- 2020年5月:AdamとResumeを作成
- 2020年6月中旬:GMAT受験(1回目)。初回で720点を獲得出来たため、GMATフル受験からのGRE、EA受験の地獄のコースは回避できたと喜ぶ。Adamに伝えるも、”Could you get a bit higher score?”と言われてしまい、MIT受験のためにはもう少し勉強しなくてはいけないのかと覚悟。
- 2020年7月初旬:エッセイに着手。あわせて推薦者へのコンタクト、内容の相談などを開始。
- 2020年7月中旬:久しぶりのTOEFL受験。過去最高点を獲得したため、一足先に受験終了。
- 2020年7月下旬:GMAT受験(2回目)。前回よりも手ごたえがない中、730点を何とか獲得。これ以上はもう無理だろうと思い受験終了。
- 2020年8月:志望校を人事に提出。気の緩みで5年ぐらい触らなかったゲームのやり込みを突如始める。
- 2020年8月末:1st Roundの締め切りが以外と近いことに焦り、途中で放置していたエッセイ等の仕上げにかかる。
- 2020年9月:1st Roundで3校出願。面接の準備が必要なことを自覚しながら、中々着手せず。
- 2020年9月下旬~:カウンセラーと複数回の面接練習を実施。
- 2020年10月:MIT以外の2校の面接実施。
- 2020年11月:MITの面接実施。
- 2020年12月:3校から合格連絡を受領。
- 2021年2月:MITに進学決定、他2校は辞退連絡。
TOEFL/IELTS
TOEFLは高校・大学時代にibtを受験したことがありましたが、会社の留学候補生選抜で面接を突破した後、まず2019年11月にAffinityでSpeaking、Writingのクラスを受講しました。直後に受けた12月のテストではSpeakingで過去最高得点を記録できたものの、Writingが今までにない最低点になってしまったことから、その後も継続的に受験することになってしまいました。対策として参考書を解くほか、以下にお金を費やしました。
①Affinity
- TOEFL SWクラス(Speaking & Writing)
生徒2名のクラスだったため、Speakingはたっぷり練習する機会があり、先生の回答例を録音することも可能なため参考になります。
Writingはしっかりとひな形を教えてくれるわけではないため、あまり伸びた感じはしなかったです。
②トフレ
- Independent Writing 4Dayコース
- Speaking 5Dayコース 新Task 1
- Speaking 10Dayコース新Task 3&4
オンラインの学習サイトで、ビデオを流しながら自主練する形式です。Writingはメールで送付したら採点・赤入れしてくれるため参考になります。Speakingもサンプルが多くよかったと思います。
③TST Prep
- TOEFL Private Lessons – 1 section – 6hrs
オンラインの1on1レッスンでSpeakingの練習ができます。本番さながらの質問(中国語の謎ソフト)に触れることができるため、使っているソフトが欲しいと思いました。5-6月にこれで練習した結果、7月受験時には過去最高点を取得できました。
④Mikan(単語帳アプリ)
通勤中などでこまめにやりました。
<テスト結果>
| 回 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 |
| 受験日 | 2019年 12月 | 2020年 1月 | 2020年 1月 | 2020年 7月 |
| Reading | 30 | 30 | 29 | 28 |
| Listening | 30 | 30 | 29 | 30 |
| Speaking | 27 | 23 | 23 | 26 |
| Writing | 19 | 25 | 25 | 30 |
| Total | 106 | 108 | 106 | 114 |
GMAT
GMATは1年間で5回(生涯8回)しか受験できないため、戦々恐々としていましたが、夏本番前に決着をつけられたので非常にラッキーでした。
MathとVerbalのRCは公式問題集等を使い自力で勉強しましたが、SCとCRは不安が残ったため、以下の予備校に通いました。ただし、お金を投入したおかげで早めにスコアを固められたかというと非常に難しいです。
①YES
- 文法クラス
- SCクラス(4単位+追加2単位)
大ベテランである吉井先生によるクラスで、会社で英語をよく使う人は、GMAT受験をしないとしても教養のために文法クラスを受験したらよいと思います。SCで有名で、問題を解きながら理論やテクニックを教えてくれますが、実際のテストで「吉井先生のところでやった!」と思うことはありませんでした(問題が古いとの評判をよく聞きますが、正しいと思います)。
②Affinity
- CR戦略クラス
正直とった成果はあまり感じず、最も点が伸びなかったセクションでもあります。公式問題集の回答で納得できる場合は、この授業を取る必要はあまりないかと思います。
<テスト結果>
| 回 | 1回目 | 2回目 |
| 受験日 | 2020年6月 | 2020年7月 |
| Verbal | 38 | 41 |
| Math | 50 | 49 |
| AWA | 6 | 6 |
| IR | 6 | 7 |
なお、受験会場は日比谷(帝国ホテル)と新宿がありますが、日比谷は常に満席だったため、私は2回とも新宿になりました。新宿のビルはとてもきれいで、かつ6、7月と早い時期だったせいか人もおらず1人で20名ぐらいが入る試験ルームを占領し、他人の打鍵音など気にせず試験に挑めました。
テストでは受ける順番を選べますが、私はMath→Verbal→AWA→IRだった気がします。頭が働くうちにMathをやることをお勧めします。
Essay/Interview
- Essay
エッセイはレジュメの作成時にカウンセラーとポイントとなる成功体験などをリストアップしていたため、どのエピソードを使ってどの質問を答えていくのか、という観点から私はスタートしました。MITは他校とは異なり、cover letter+video essayのため、1st Roundで出願する他2校のエッセイを終わらせてから着手しました。
他校のエッセイを書く際にかなりAdamから指摘を受けブラッシュアップしたため、cover letterは今までに書いたものをよりコンパクトに、Admission向けのレターの形式に落とし込むだけで以外と楽でした。
Videoはカウンセラーのアドバイスの元、シンプルな白い壁紙を背景にビジネスカジュアルな恰好で撮影しました。Cover letterが仕事での成果中心だったため、それ以外の要素(fun part)を含め、クラスメイトとして楽しい人物であることを意識しました。
重要なのは、holistic approachの観点から、applicationで使用する資料全体で矛盾がなく、バランスのよいアピールをすることだと思います。加えて、成果(失敗も含む)で得たものを定量化しわかりやすくすることも常に意識しておりました。私の行っている業務は、会社の中でもニッチな部分なので、外国人にとってはなおさらわかりづらいだろうと考え、どれくらいのインパクトがあるのかをある程度分かりやすく丸めて記憶に残りやすい話になるよう語り方を工夫しました。この点はカウンセラーの外部目線が非常に役に立ったと思います。
- Interview
面接は基本的にカウンセラーと複数回練習しました。ここでお金を惜しんで不合格になったら後悔すると思い、結構3時間パックのように複数回分をまとめ外しましたが、今思えばちょっとやりすぎかな?とも思います(40万近く費やしていました…)。
以下、使用したカウンセラー情報です。
①Adam Markus
エッセイなども見ている分、かなり厳しい&細かい点まで練習させられます。面接カウンセラーとしての評価はあまり高くありませんが、個人的には悪くないかな、という印象を受けました(高コストのため費用対効果の観点では微妙かもしれません。私はパッケージで購入した時間が余っていたため、結構やることになりましたが)。
②Jessica King
明るく楽しい雰囲気で練習ができますが、コスパが悪いので、ある程度練習を積んでから、数回だけ最後のブラッシュアップに使うのがよいと思います(初回はもったいない)。
③Brian Shih
最初のころに3回レッスンし、その後の面接準備の土台となりました。通信環境が悪く、ビデオオフにしている状況で練習するためface to faceの緊張感はそこまでありませんが、非常に良かったと思います。
④Steven Green
礼儀正しいカウンセラーですが、指摘が笑顔や相槌の仕方に留まること、質問の選択肢をこちらに丸投げすること(どういう質問を練習したい?という感じ)から、そこまでの良さは感じず、また、導入としてはBrianとのセッションで満足していたため複数回分購入をしなければよかったかもと最後思いました。AdamやJessicaよりも安いため、お得感はあります。面接準備の初期段階に、1-2回程度で十分かと思います。
⑤John Couke
Behavioral questionで有名なカウンセラー。AdamにMIT前にJohnを使って練習したほうがよいと言われたことから2回だけ利用しました。Jessicaと同レベルでよい練習になります。
その他
コロナ禍でキャンパスビジットができなかったため、アドミッションがホストするオンラインイベントには積極的に参加し、記録を残すとともに、ホームページ等でも授業やクラブ活動を調べ、どれに参加したいか妄想しました。特に授業については、本サイト経由で紹介いただいた方にとても丁寧に回答いただいたので、そういった場を利用して積極的にコンタクトを取ることをお勧めします。
最後に
MBA受験で最も辛いのはモチベーションの維持だと思います。特に私は前述の通りキャンパスビジットもできなかったため、本当に今受験する必要はあるのか?という悩みはずっと付きまとっていました。だらけないためにも、細かい目標を定めて、しっかりスケジュール管理することが大切だと思います。
あきらめないで準備を進めればこそ、チャンスも生まれると思うので、是非皆様も頑張ってください。
体験記 (2)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 女性 |
| 年齢 | 29歳(2021年9月現在) |
| 学歴 | 法学部 |
| 職歴 | 6年(2021年9月現在) |
はじめに
ヘルスケア・ライフサイエンス企業にフォーカスした米系コンサルティングファームに新卒で入社し、6年勤務しました。入社当初よりテクノロジーを通じてビジネス課題解決に取り組むプロジェクトに携わってきました。
Why MBA?
いわゆる「文系」の自分がテクノロジーを主軸にしたビジネスを牽引していく際の役割やリーダーシップ像を模索する上で、職場で得られる経験やメンターシップだけでは不十分であると感じ始めました。その時MBA、特にinnovation-driven businessにおけるリーダーシップ教育に焦点を当てたMBAプログラムは自分のキャリアのネクストステップとして適切だと感じました。
Why Sloan?
前述したWhy MBAに加えて、MIT SloanのMBAプログラムには以下の点に惹かれ、第一志望校として出願しました。
- “Men et Manus”のモットーの通り、実地経験を通じた学びの機会が豊富
- HealthcareのハブであるBostonという土地柄
- キャンパスビジットした際に感じたcollaborativeでwelcomingな雰囲気
受験スケジュール
2018年9月 MBAを検討し始める
2018年10月 TOEFL受験 (111, R:28 L:30 S:30 W:23)
2018年11月 アメリカへ弾丸キャンパスビジット(Sloan, GSB, Haas)
2019年2月 GMATの試験を予約、GMAT勉強本格開始
2019年4月 GMAT受験 (750, V: 40 Q: 50 AW: 5.0 IR: 8)
2019年6月 各校アプリケーションがオープン
エッセイ内容を本格的に考え始める
江戸義塾のEdと契約(10時間分)
2019年9月 出張ついでに再度キャンパスビジット、Rodと面会
2019年10月 MIT Sloan出願(下旬に面接の案内が来る)
2019年11月 MIT Sloan面接(面接官はRod)
2019年12月 MIT 合格
2020年6月 家庭の事情により、入学を翌年に延期する事を決意
2019年冬の2ndラウンドで出願することも可能でしたが、焦る理由もなかったので2019年秋の1stラウンドで出願しました。結果TOEFL・GMAT・エッセイに取り組むタイミングがかぶらなかったので精神的にゆとりを持って取り組めたのはよかったです。
TOEFL/IELTS
Writingが23点で、かなり全体スコアの足を引っ張る結果となりましたが…110超えたのでこれ以上TOEFLに時間を割かない方がいいと判断し、再受験はせずに提出しました。
使用した教材:
- The Official Guide to the TOEFL Test:留学の際に一度TOEFLを受験していたので、10年前くらいに購入した教材を引っ張り出してきて復習しました
- 公式オンライン模試:試験前日に2回受験し、ペースがつかめたのでお勧めです(特にSpeakingとListeningの練習には効果的)
ポイント:
- 語彙力の向上:教材で勉強するのに加え、意識してNew York Times, Economist, Washington Postなど英字のnews/articlesや英語の本を読む機会を増やしました
GMAT
短期戦だったので忙しくてもお風呂にも参考書を持ち込み、隙間時間をみつけては勉強しました。GMATは問題がユニークだからこそ繰り返して練習すればするほど反射神経的に早く正確に解けるようになると実感しました。なので、短期間で集中的に勉強するのが結果としてよかったのではないかと思っています。
使用した教材:
- GMAT Official Guide:結局 OGが一番本番の試験に問題形式が近いので参考書として一番使えると思います。OGのverbalの問題は回答を暗記してしまうくらい何度も解きました
- Manhattan Prep:SCとCRの教材だけ活用しました
ポイント:
- 根拠を理解する:正解というだけで満足するのではなく、「なぜ」その選択肢が正解なのかというreasoningまで合っているか答え合わせするようにしました。こうやって練習するようになってから正答率がグッと上がりました
- 短時間で解く練習をする:試験当日はタイムマネジメントが大事なので、練習の段階で必ず時間を測って全ての問題を1.5分以内に解けるよう練習しました
Essay/Interview
Essay
はじめはスコアメイキングに気を取られがちですが、とにかくエッセイは早くから取り掛かるに越したことはないと思います。エッセイは何度も書き直したりいろんな人の意見を求めたりするうちにrefineされていくので、焦って短期間で書こうとしても中々納得のいく仕上がりにならないのでは、と思います。エッセイの方向性を決める段階ではカウンセラー(Ed)の意見が大変参考になりました。内容が固まってからは私自身の事をよく知っている人(彼氏)のアドバイスにとっても助けられました。
ポイント:
- 早くからself-reflectionの時間を取る:私はMBAを検討し始めてすぐから暇さえあればノートに過去の経験、志、性格など思いつく事を色々と書き留めるようにしていました。
- “Generality is the enemy of all art”:Edに何度も”Be specific”と言われました。たとえ稚拙な表現だったとしても、自分にしか書けないオリジナルなストーリーであるか、を意識するようにしました。
Interview
質問に対してすぐに適切な答えを考え、相手に分かりやすいよう端的に説明する、というのは英語力とは関係のないスキルだと思います。英語での会話に自信があっても決して気を抜かずに、出願が一通り終わって落ち着いたら面接準備を始める事をお勧めします。
ポイント:
- Key takeawayを念頭に置く:MIT Sloanの面接は30分と限られた時間なので、面接の最後にどんな人間だと印象付けたいのか、3つぐらい自分のアピールポイントを考えて、どの回答もその3つのどれかに結びつくように意識しました。
- 会話である事を忘れない:質問に対して伝えたい事を止めどなく話すのではなく、相手にフォローアップの質問をしてもらえるよう会話を誘導することを意識しました。
その他
どの学校の説明会でも言っていることですが、推薦者は決して肩書きにとらわれることなく、具体的なエピソードを書ける+自分のキャリアを長い目で応援してくれるような方を選ぶのが最適だと思います。
最後に
受験期は仕事やプライベートなど忙しい中時間を割くことになるので、体力的にも精神的にも大変な時が多々あると思います。その一方で、多くの新しい出会いがあったり、自分の志やパッションを見つめ直すことができたり、身近な人から普段もらえないフィードバックをもらえたり、とても有意義な時間でもあります。そんな受験のポジティブな側面を励みに、前向きに頑張ってください。応援しています!
体験記 (3)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 女性 |
| 年齢 | 32歳(2021年9月現在) |
| 学歴 | 文学部 |
| 職歴 | 10年(2021年9月現在) |
はじめに
私は新卒で総合商社に入社後10年間の勤務を経て、今回社費派遣でのMBA留学となります。海外経験としては、幼少期2年間と中学2年間アメリカに住んでいた時期があり、大学2ヶ月間ボストン大学に夏期留学した他、入社6年目にインドネシアへ半年間トレーニー派遣されておりました。受験生の皆様に以下体験記を少しでもお役立て頂ければ幸いです。
Why MBA?
- 真に世の中に必要とされる価値を生み出す為に一度既存のマインドセットから脱却し、新たな視点・視野・視座を養いたいから。既存ビジネスの伸張では無く、新規ビジネスの構想実現に必要なスキルセットを体系立てて学びたいから。
- 局所的な実務経験から得られた知見や偶発的な成功体験に基づく狭い料簡での組織人材マネジメント手法に偏りと限界を感じ、多様性の集合体である組織を先導出来るマネジメント能力を習得したいから。
Why Sloan?
- キャリアのロールモデルにしている会社の先輩がMIT Sloan (Fellows)卒であり、憧れの先輩と同じMIT Sloanで学び、目標とする人物像に少しでも近付きたかったから。
- 自主性を重んじつつも、team orientedでcollaborativeなコミュニティが形成されており、直感で自分にフィットしていると感じたから。
- 自分の知らない世界や想像もしていなかった学びの機会が広がっていると感じ、新しい景色を見てみたいと純粋にワクワクしたから。Comfort zoneを出てチャレンジする場として最高の環境だと感じたから。
受験スケジュール
2020年1月:社内選考応募決意、上長へ相談
2020年2月:TOEFL1回目(96点)、GMAT 1回目(530点)、社内選考応募
2020年3月:出願校リサーチ開始、メインカウンセラーコンタクト開始、GMAT自学開始
2020年6月:メインカウンセラー契約、TOEFL 5回目(101点)
2020年7月:IELTS 1回目(OA6.5)、GMAT予備校授業開始、社内選考合格
2020年9月:レジュメ作成完了、推薦状(1人目)依頼
2020年10月: IELTS受験6回目(OA7.5)
2020年11月:推薦状(2人目)依頼、2nd opinionカウンセラー契約
2020年12月:推薦状作成完了、GMAT受験4回目(680点)、他校(4校)essay作成
2021年1月:他校出願、MIT cover letter & video essay作成・出願
2021年2月:インタビュー対策開始、他校インタビュー実施
2021年3月:MIT additional essay作成・提出、MITインタビュー実施、他校合格(3校)・ WL(1校)連絡受領
2021年4月:MIT合格連絡受領、他校へ合格・選考辞退連絡、受験終了
TOEFL/IELTS
1問解かないと次の問いに進めないTOEFLと異なり、IELTSはReading/Listening/Writingでセクション毎に全ての問いが最初から見られる為、問われるポイントを予め意識しながらreading passageを読んだり、listening scriptを聞けたりするメリットがある。また、Speakingセクションにおいても普段業務等で英語での対人コミュニケーションを取る事に慣れている場合は、実際にネイティブスピーカーと会話するIELTSの形式だとスコアが伸びる可能性が高い。私は結局TOEFLもIELTSも特別な対策はしなかったが、上記の理由によりIELTSは相性が良く、TOEFLでは超えられなかった105点(換算)の壁を超えることが出来た。
GMAT
私のMBA受験における最大の反省はGMAT本試験をお試し受験し、且つスコアキャンセルをしなかったことである。GMATはスコアキャンセルしない限り、全受験回のスコア履歴が提出先に通知される仕組み。結果的に合格者平均スコアの高い学校からも複数校合格を頂いた為、最高スコアのみが考慮されている可能性は高いが、受験期間中ずっと後悔しながら受験生活を送る事になり、精神衛生上宜しくないので要注意・・・。
Verbal(SC/CR/RC):
MBA受験予備校AGOSのオンライン授業を7月~9月に受講。オリジナルテキストはSC/CR/RCの出題パターンが体系的に整理され、いわゆるGMAT英語対応の為のポイントも押さえられており、内容が非常にコンパクトに纏まっていて分かり易かった。また、個人レッスンも3回程行い、ESR(GMAT本試験の科目別パフォーマンス詳細レポート)を共有し、弱点分析とレベルチェックをして頂き、効果的な対策や学習方法を個別にアドバイス頂いた。
Quantitative:
マスアカのテキストを1周した後はGMAC、Manhattan、KaplanのPrepで時間制限がある中で解答する練習を繰り返した。大学受験科目でもあった高校数学は体系的に学んでいたことから、Prepでは50点を取れていたが、本番では結局49点が最高点であった。
AWA/IR:
Verbal同様にAGOSのオンライン授業を10月に受講。AWAは授業と宿題合わせて7~8本のwritingを行ったのみだが、本試験で及第点を取るには十分なスキルが身に着いた。IRはVerbal、Quantitativeで得たスキルが活用出来る為、授業で取り扱った問題の復習(なぜ正解したか、誤答したかを突き詰めること)とGMAT official prepのみで対策は十分であった。
Essay/Interview
カウンセラーに江戸義塾のEd氏、MIRAI ENGLISHのKang氏を起用。Essay作成に向けては、夏頃からcritical eventsの棚卸を行った。まずは自分の長所・課題・成功体験・失敗談・目標等のessayやインタビューで問われるオーソドックスな内容について、日本語で字数制限無く書き綴った。12月上旬にKang氏のコーチングセッションを合計5時間程受け、自分のことをよく知らない人に対してもappealingに自分プレゼンが出来る様、原体験や深層心理レベルまで自分自身についての深掘りを行った。12月下旬にessay各問に対する回答のコンセプトが固まった後、年末年始休暇を利用して約2週間で集中的に出願校5校分のessayを一から英語で作成した。ドラフトをKang氏と家族に見て貰い、フィードバックを反映させた上でEd氏にnative checkして貰うという流れを4~5回繰り返して完成させた。 インタビュー対策については、Ed氏から過去のインタビュー質問実例リストを入手し、想定Q&Aを30問程度準備した。インタビュー練習は基本的に自主練形式で行い、本番数日前に妹にmockインタビューに付き合って貰い、フィードバックを受ける形で準備した。英語で綺麗に話す練習というよりも、質問が変化球であっても自分のフィールドに持ち込める様、アピールしたいエピソードに自然に結び付ける為の切り返しの訓練を積んだ。
その他
学校説明会、職場、友人知人のネットワークを活用して、数十人の卒業生・在校生の方々とお会いしましたが、皆さん初対面にも関わらず大変親身になって受験のアドバイスや留学中のご経験についてお話頂き、その後も定期的に気に掛けてご連絡頂くなど、受験プロセスを通じて多くの素晴らしい出会いに恵まれました。こうしたネットワーキングの過程で得られた情報は、出願校・進学校の決断にも大きな影響を与えると思いますので、ぜひ積極的に学校関係者の方々へコンタクトを取られることをおすすめします。
最後に
学生時代の受験勉強とは異なり、社会人になり業務と並行しての受験対策は想像以上に大変でした。今受験生の皆さんもそんな過酷な環境に自ら身を置いて努力されていること、同志として敬意を表します。MBA留学期間中のみならず、受験期間に得た経験も今後の人生で大きな糧になると思いますので、ご自分を信じて頑張って下さい!
体験記 (4)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 33歳(2021年9月現在) |
| 学歴 | 理工学部(修士) |
| 職歴 | 8年(2021年9月現在) |
はじめに
本受験体験記をご覧いただきありがとうございます。私は、比較的準備期間が短く、短期集中の受験だったのですが、皆様の受験のご参考となれば幸いです。
Why MBA?
MBAに挑戦してみようと思ったのは以下のようなモチベーションがあったからです。
- (担当は海外案件でよく出張はしていたが)新卒から7年間東京勤務だったので、ここらで海外に出たかったこと、会社の外に出て世界を知り自らの知見・ネットワークを広げたかったこと
- プロジェクトファイナンス案件を担当していた時の同じチームの先輩や交渉相手が欧米MBAホルダーで、国際的なネゴをリードする交渉術・語学力に感銘を受けたこと
上記を心の底に持ちつつ、仕事を離れるので、自社では得難い/よりレベルの高い知識・経験を得たいとの思いから、以下を表向きのWhy MBAにしました。
- アントレプレナーシップを包括的に学び、スタートアップへのエクイティ投資に関する知見を習得すること
- 環境・クリーンテック分野の最新動向を学ぶこと
- 幅広く経営管理に関するスキルを習得すること
Why Sloan?
- プログラム:Entrepreneurship & Innovation Track、Sustainability Certificateの制度があり、こうしたSloanの重点分野が、自らの関心分野と一致していること。
- 理論と実践のバランス:レクチャーに加え、G-LabなどのAction Learningが充実しており、企業・実務家・学生(MBA外含む)とチームを組んでプロジェクトで協働しながら実践的な経験が積めること。
- カルチャー:コアのグループワーク、Action Learning等、チームワークを重視するcollaborativeな文化を感じ、多様なバックグラウンドの学生から刺激を受けて成長できる環境だと思ったこと(自らの学部時代の留学経験とも重なるものがありました)。
受験スケジュール
2019年11月〜2020年2月:留学を意識し始めTOEFL iBTを受験開始。点数が94→98→101点と伸び悩み。社費応募。
2020年3月:IELTSに切り替え、Overall 8.0が取れ一安心。コロナ影響のためか社費選考がなかなか出ないのを横目に、特に勉強に身が入らず4月はほぼ何もせず。
2020年5月:社費通過の連絡を受け、突然本格受験モードに。以降3ヶ月GMAT勉強漬けの日々。Reve Counselingをカウンセラー活用することを決める。
2020年7月:GMAT Onlineを受けるも技術的問題(システム不具合?)により開始直後に画面フリーズし、受験完了できず(主催団体に説明し再受験が認められる)。
2020年8月:GMAT Online 560点(再び画面フリーズにより一部未回答のまま試験終了)、テストセンター690点(V34, Q49)。この結果を受け、R1でのMIT出願を決め、Reve CounselingとCVやEssayなど出願書類作成に本格的に取り組む。
2020年9月:GMATテストセンター2回目は660点(V31, Q49)でスコアキャンセルし、前回の690点でMIT出願。
2020年10月:GMATテストセンター3回目に740点(V41, Q49)が出てGMAT終了し、MITアドミにアップデートを報告。10月末にMITからインタビュー招待通知・追加Essay課題受領。
2020年11月:MITインタビュー(Zoom)&追加Essay提出。
2020年12月:R2で米国他2校出願。MITから合格通知を受領。
2021年2〜3月:上記2校インタビュー(合格1、不合格1)。最終的にMITに進学決定。
TOEFL/IELTS
受験勉強全般にあまり費用をかけたくなかったので可能な限り独学しました。TOEFLから個人的に相性が良かったIELTSに早々切り替えたのが良かった気がします。
- TOEFL/IELTSは学部時代の留学時に受験経験があり勘所はあったので、過去問中心に、補強が必要と感じたセクション(Writing、Speaking)はYouTubeで対策しました(TOEFLはNotefull、IELTSはFasTrackなど無料リソースがあり重宝しました)。
- TOEFL理想110点(最低105点)を目標にしていましたが、約3ヶ月で3回受けて94→98→101点と伸びのペースがイマイチだったので、IELTS(British Council/Computer)に切り替え3週間程対策(過去問3回分とTOEFLより難しいWriting対策のみ上記YouTubeで集中対策)し、1回目で8.0(R 8.5, L 9.0, W 7.0, S 7.0)が出たので、テストの相性はあると思います。
GMAT
以下の教材を活用し、GMAT勉強開始から約5ヶ月(5~7月: GMAT専念、8~10月:出願書類作成と並行)で目標の700点超まで到達しました。具体的な勉強の流れについては詳細以下ご参照ください。
<使用した教材>(★が特におすすめ)
基礎:①Manhattan prep/ Strategy Guide 6th Edition (SC/CR/RC)、②マスアカ★、③Official Guide (OG) Bundle(Online question bankを主に活用)★、④Affinity英語学院/SC戦略クラスSetA&B(ビデオ受講)★
応用:⑤OG Advanced Questions(Online question bankを主に活用)★、⑥Manhattan prep/Online Challenge Archive
模試:⑦Official Practice Exams No.1~No.6★、⑧Kaplan/ Prep plus(模試6回分のみ活用)★、⑨Manhattan prep/ Online practice exam(模試6回分)★
<具体的勉強方法>
- 1ヶ月目:①②③を使い集中的に基礎を固め。①ではSCが体系的に理解できている気がしなかったので先輩の勧めにより④を受講し、SCが飛躍的に改善。
- 2ヶ月目:②③④で間違えた問題を中心に繰り返し解き、模試(⑦No.1~2と⑧・⑨)を隔週で土日に解く。なお、⑦は解説がなく答え合わせはせず、その時々の実力を測る目的で使用し、⑧⑨は解説も読み込んでしっかり復習。
- 3ヶ月目:模試で680〜710点が出るようになり、本番受験。1週間の夏期休暇に集中的に追い込み、休暇後半にGMAT Onlineとテストセンター@新宿を受験する作戦で、結果テストセンターで690点(V34, Q49, IR6, AWA4)。700超到達ならず、GMAT継続しつつ、R1に向けMITの出願書類も本格作成開始。
- 4ヶ月目:徐々に問題を覚えてしまうので新たに⑤⑥も活用し、②〜⑥を反復して解き、隔週で模試も実施(⑦No.3~6も追加購入)。テストセンター@新宿2回目660点(V31, Q49, IR5)で勉強量と結果に相関がないことを痛感し萎える。
- 5ヶ月目:②〜⑥を反復勉強しつつ、多く問題を解くよりも2日間でSC/CR/RC/Math全分野をカバーするようなサイクルで、毎日バランスよく勉強することを心掛け、毎週末模試も実施(この時点で模試はいずれも2-3周目に突入)。テストセンター@新宿3回目で740点(V41, Q49, IR5, AWA5)が取れて終了。結局、模試での最高点(710)を本番で上回る。
<その他やってよかったこと>
- Manhattan prep記事(https://www.manhattanprep.com/gmat/blog/error-log-the-1-way-to-raise-your-gmat-score/)でError Logなるものの存在を知り、SC/CR/RC/Mathについて間違えた問題と間違えたポイントをExcelに記録。自分の勉強内容が可視化されること、そして何より、同じ間違いを繰り返していることに気づくことができ、効率的に復習ができました。
- OGの解説は意味不明なものが多かったので、GMAT Clubで設問を検索して数々のエキスパートによる解説を参考にしました(GMAT Ninjaには大変お世話になりました)。3rd partyの模試の設問も含めほぼ何でもGMAT Clubでカバーされているので、検索の手間がかかりますが、理解を深めるのにおすすめです。
<IR/AWA>
他の分野に比べあまり対策していませんが、IRは模試2-3回に一度解いた程度、AWAは、GMAT clubでテンプレートを見つけ、自分用に加工し、本番数日前に模試の問題を数問、時間を測って取り組んだ程度でした。
Essay/Interview
- MITのEssay:主な出願書類がResume、Cover Letter(300字以内)、Video Essay(1分以内)と限られているため、Cover Letterではprofessionalな実績を、Video では自らのpersonalな面を押し出しつつ、両方が同じストーリーで繋がるようにしました。また、10月末のインタビュー通知時に追加Essay課題(data-driven decision及びdiversity関連)が出され、インタビューまでの約1週間で提出しなくてはならず、インタビュー練習と並行してかなりタイトだったので、思い切ってその1週間は有給取得しました。出願直後はR2の書類作成の方に意識が行っていましたが、早めにインタビュー練習を始めるべきだったと反省しています。
- MITのインタビュー:オーソドックスなbehavior questionを中心に、15個位のストーリーを用意しました。各々STAR(Situation/Task/Action/Result)で整理し、特に自分にとって重要な2-3個(リーダーシップ、チャレンジ、問題解決系)は、「何を学んだか」も話せるよう入念に準備し、重要なストーリーは多少長め(4分程度)でも伝えたいことだからやむ無しと考えました。当日はオーソドックスな面接で、Why MIT、問題解決した経験を問うbehavior questionと雑談でした。
- カウンセラー:メインでReve Counseling、インタビュー対策等で江戸義塾を活用しました。詳しくは以下の通りですが、いずれも活用して良かったです。
<Reve>田中さんと日本語でEssayのネタの棚卸し行い、バックグラウンド等に応じてネイティブカウンセラーが付く(私は南ア在住アメリカ人のJessica)。日本人・ネイティブ両方の目線から客観的に自らの実績の中でユニークな点につき助言がもらえること、Jessicaからは丁寧かつcriticalなフィードバック(理由が丁寧に記されているので納得感が高い)が得られたことが特に良かった。
<江戸義塾>イベントに単発で参加し、それ以降メールベースで受験情報をもらう。特に過去のinterview reportを多数もらえたのが良かった。
その他
MBA留学イベント(オンライン)で偶々再会した大学の先輩と、お互いの受験状況の共有・情報交換を行ったのはとても役立ちました。MBA留学を志す者同士だったので刺激になりましたし、特に地道で、細かすぎて経験者にしか伝わらないGMAT勉強の辛さ、受験関連の呟きなどを共有できたことは、精神的にも助けになった気がします(笑)
最後に
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。受験期間は、「自分が果たして目標(合格)の方向に向かっているのか」という漠然とした不安との闘いだったので、毎日やることを決めて予定に書いて実行したり、やったことを記録したりすることで「小さなステップを着実に積み重ね、少しずつ進んでいるんだ!」と自分に言い聞かせながら過ごしていたのを記憶しています。結果が出ずに辛い時期もあるかと思いますが、その先に待つ楽しい留学生活に向けぜひ頑張ってください!皆様のご健闘を祈っております!!
体験記 (5)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 29歳(2021年9月現在) |
| 学歴 | 法学部 |
| 職歴 | 7年(2021年9月現在) |
はじめに
はじめまして。MIT Sloanに興味を持っていただきありがとうございます。私は、私費・家族帯同(妻+1歳半の息子)という形での留学になります。思い返せば、MBA受験で反省すべき点が多々ありますが、私の経験が皆様のご参考になれば幸いです。
Why MBA?
- 起業に必要となる知見・マインドセット・ネットワークを習得・構築したかった
- ビジネスについて改めて体系的に学び、これまで経験してこなかったような様々な経営イシューに対しても最低限対応できるような知識・スキルを身につけたかった
- 30代に入る前に、自分が世界のトップを走る「グローバル人材」と比べてどのレベルにいるか把握しておきたかった
Why Sloan?
- Action Learning等、実践ベースで学べる授業が充実している
- アントレ教育に力を入れている(特に最先端テクノロジーを活用したアントレ)
- ボストン周辺は特にバイオテクノロジー系の企業が数多く存在し、自身の関心領域の最先端のトレンドを把握するうえでは最高の立地であった
- Class Visitをした際にキャンパスの雰囲気がよかった(Class Visit後に無料のお弁当が配られた点も好印象(笑))
受験スケジュール
2018年末~2019年春:
MBAに関するリサーチを開始。同時に、業務の方では上司らと独立して新しい会社を立ち上げる話が上がり、独立に向けて準備(このタイミングで既に上司にはMBA受験する旨伝達済み)
2019年3月~6月:
GMATを計3回受験。3回目でようやく700点を超えひとまず安堵。一方で、業務が完全にてんやわんやの状態になり、MBA受験に割ける時間が激減。そもそも会社を創業して半年ではエッセイで語れるような濃い内容にならないと判断し、MBA受験を1年遅らせることを決断
2019年10月:
1週間の休みを取り、5校をビジット。学校ごとの違いを把握することができ、エッセイを書く上で非常に参考になった
2020年2月:
MBA受験再開。まずは全く手を付けていなかったToeflに着手。ひとまず必要最低限のスコアが取れたので一旦終了
2020年4月~9月:
新型コロナが猛威を振るう中、GMAT再受験を断念。スコアに若干の不安はあったものの、エッセイ等を磨いた方がよいと感じ、ストーリーの構成を考えることや受験校の特色等を分析することに時間を割く。メインカウンセラーであるEd Leeと話しながらエッセイの内容を固める。最終的に1st Roundで4校受験することを決断
2020年10月~11月:
2校からインビテーション。Edと数回面接の練習を行いつつ、妻に面接官役になってもらい、毎日数時間練習。MBA受験は妻のサポートなしでは乗り越えられなかったと思います。改めて本当にありがとう、、、!
2020年12月:
Sloanから合格通知をいただく
TOEFL/IELTS
ほとんど対策しませんでした。今となっては激しく後悔、、、特に「機械に向かって話す」スピーキングのスタイルに慣れず、点数が思ったほど伸びなかったので、事前に練習することをお勧めします。
GMAT
予備校には通わず、独学で勉強しました。GMATの受験を予約した際に付いてくる無料のPrepで試験の雰囲気を掴み、その後GMAT Clubに掲載されている大量の問題をひたすら解き続けていました。
Qはなるべくミスを最小限に抑えること、Vは問題文および選択肢をじっくり読んで一発できちんと理解すること(読み直すことは時間の無駄と判断)を意識しました。
Essay/Interview
江戸義塾を利用しました。Edはとにかくレスポンスが早い!あまり時間が無い中で、こちらから質問等を投げるとすぐに的確なコメントが返ってくるので、大変助かりました。 インタビューはひたすら練習しました。妻が練習相手になってくれたおかげで、内容はもちろんのこと、話し方の癖等も矯正することができました。間の取り方、言葉の強調の仕方、身振り手振りで伝わり方に大きな差が出るので、練習の時からこれらを意識しました。
その他
私は2019年10月に5校Class Visitを行いました。在校生ブログ等を通じてある程度学校ごとの特徴を掴むことはできると思いますが、やはり百聞は一見に如かず。学校ごとの雰囲気の違いも分かりますし、Class VisitはエッセイでWhy Sloanを書く上で本当に参考になりました。また、治安やスーパーの有無等、生活面での情報収集にも役立ちました。
最後に
MBA受験は本当に妻のサポートに助けられました。妻には感謝してもしきれません。妻はもちろんのこと、MBA受験中にサポートしていただいた方々への感謝の気持ちを忘れずに、MBA進学後も頑張っていきたいと思います。
体験記 (6)
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| コース | MBA |
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 32歳(2021年9月現在) |
| 学歴 | 工学部(修士) |
| 職歴 | 9年(2021年9月現在) |
はじめに
MIT Sloanにご興味をお持ち頂きありがとうございます。MBA前は、プラント設計・建設でのエンジニア、及びプロマネの業務に携わっておりました。
Why MBA?
- エンジニアのバックグラウンドでありながらも、企業戦略に興味を抱き、ビジネスに関する総合的な知識を身につけたかったため
- 業務ファンクションをシフトするために、Case MethodやAction Learningを通じて数多くの実践的な経験を短時間で経験したかったため
Why Sloan?
自分の成長には、どのような環境が一番適しているかを考え、Sloanが一番合っていた:
- 授業で学んだことを、Action Learningのプロジェクトに適用し、実践的な経験を得られること
- 在校生・Alumniが誰もプロアクティブにサポートしてくださり、このようなCollaborativeなカルチャーに魅力を感じた
受験スケジュール
2月~4月:GMATの勉強
4月末:GMAT受験し730点を獲得
5月~6月:MBA学校のリサーチ。興味のある7校に絞る。
6月~9月:ひたすらEssayを書き、MBAを卒業した友人に確認してもらい、書き直す。
9月~10月:Round 1では4校にApplicationを提出。
11月:3校からInterview招待、1校は不合格。RodとZoomでVideo Interview。
12月:3校から合格通知!
TOEFL/IELTS
カナダの大学・大学院を卒業している為、TOEFL/IELTSの提出不要
GMAT
Ready4GMATというアプリを購入し、theoryを勉強。
Veritas PrepやGMAT Clubの無料練習問題でひたすら練習(1日1~2時間)。
Quant:
元々理系で数学は得意なので、ひたすら練習して、徐々に上達していきました。
Verbal: GMATの総合数には、Verbalの点数の方がインパクトが大きいということに気付いたのだが、RCとCRは練習を繰り返してもあまり上達しなかったため、練習は問題パターン等を忘れないほどに抑え、SCを優先的に練習しました。
Essay/Interview
Cover Letter:
- Resumeに記載した項目を一つ選び、その経験について深堀
- どのように考えて行動し、どのような人と協力し、そしてそれがどのような結果に導いたかを、Sloanが求めているリーダーシップ能力に結び付けながら、詳しく説明
Video Essay:
- 初めて中東で駐在することになったときの経験について語った
- 一度完成したビデオに、Alumが親切にコメントしてくださり、「堅苦しすぎるから、もう少し感情を表した方が良いかも」というアドバイスを頂き、リテイク
- ResumeやCover Letterでは表現できない一面を表せたと思う
Interview:
- どのようなきっかけで今後の目標(企業戦略にシフトすること)を決めたか、そして、どうしてMBA・Sloanが目標を達するのに必要不可欠な存在であるかを説明できるように練習
- SloanはBehavioral questionに重点しているため、過去の例を挙げるときは、自分が何を考えて、どのように行動したかを説明できるようにするとよいかと思います
その他
Application全体的に、一つのストーリー・軸をはっきりさせると良いかと思います。Resume、Cover Letter、Video Essay、Recommendation Letter、Interviewのそれぞれで異なった一面を表しつつ、自分のストーリーと繋がっていることを心がけると良いかと思います。
最後に
MBA受験は非常に大変だと思いますが、頑張ってください!何か質問がありましたら、いつでもご連絡ください。