Leaders for Manufacturing (LFM) Program

Leaders for Manufacturing (LFM)プログラムは、MITの工学部とスローンスクールが共同運営する、二年制のDual Degreeプログラムです。30以上の製造、流通関連企業がスポンサーカンパニーとしてプログラムを支えています(http://lfmsdm.mit.edu/lfm/lfmpartners.html)。毎年45-50名程度のEngineers(Leaders for Manufacturing Fellow; あるいはLFMers<エルエフマーズ>と呼ばれています)が、スローンスクールと工学部の両方に席を置き、通常のMBAより一足早く6月から始まる丸二年間のプログラムを修了して、MBAとMaster of Science in Engineeringの学位を取得しています。

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歴史と概要

LFMは1988年、自動車をはじめとする日本企業の米国攻勢が激化し、米国製造業の危機が叫ばれた時代に、アメリカ製造業の競争力を高める目的で設立されました。NorthwesternのMMM、University of MichiganのTMIなど、同様のコンセプトをもつプログラムの中では元祖的な存在といえます。当初は文字通り「製造業」における「リーダー」を育てるというコンセプトだったようですが、最近では「技術のわかるビジネスリーダーを育成するプログラム」という方向に変化しており、Operation management の他にProduct development、Marketing、Supply chain managementといった分野も強調されています。決して「工場長育成プログラム」ではありません。また、学生の多様化も進んでおり、LFM class of 2005ではおよそ1/4にあたる10名強がInternational Studentです。

LFMプログラムはスローンスクールでは3プログラム(LFM, MBA, Sloan Fellows)の一つという位置づけになっています。一方、工学部内ではEngineering Systems Design (ESD) Divisionの4プログラム(LFM, SDM (Systems Development and Management), MLOG (Master of Logistics), TPP (Technology and Policy Program))の一つという位置づけです。研究・教育面ではスローンスクール、工学部の各学科、ESDの各プログラムに加えて、スローンスクール内にあるOperations Research Centerとも強いつながりを持っています。

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LFM Overview

アドミッション

LFMプログラムへの出願資格は以下のようになっています(2003年11月現在)。なお、出願に当たっては事前に必ずLFMの公式ホームページを参照してください。

  • Have an undergraduate or graduate degree in engineering, computer science, or a physical science
  • Satisfy admissions requirements of the MIT Sloan School of Management, a participating MIT engineering department, and LFM
  • Demonstrate business experience and a strong interest in a manufacturing or operations-related career, and possess the abilities both to lead and to work effectively in teams
  • Have at least two years of full-time work experience (3-5 years recommended)

LFMプログラムへの出願は、スローンスクール経由でも工学部経由でも可能です(両方に出願する必要はありません)。スローン経由で出願する場合はGMATのスコアが必要になり、工学部経由で出願する場合にはGREのスコアが必要になります。さらに、どちらから出願する場合も、各学部が要求する書類のほかに、LFMプログラムが独自に要求する書類(独自のエッセイとか)があります。公式ホームページの募集要項をよく確認してください。

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LFM Admission

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